悩みのヒント 夫婦の会話の問題


 会話がない

 話題が合わない

 話を聞いてくれない

 話を聞きたくない



1.夫婦の会話がない
 「夫婦の会話がない」と悩む人がいます。元来相手が無口の場合、相手が忙しく疲れているという場合、夫婦の関係が悪化している場合などがあります。

 人生のパートナーとのコミュニケーションは大切なことだと思います。その中でも会話は互いの意思を通じ合わせるためにとても重要なことだと思います。「会話がない」と悩んだり寂しい思いをしてしまうのも無理はないと思います。

 会話がないというのは100%一方の責任とは言えないと思います。そして実際には会話がないことをイヤだと思う人が努力するしかないのではないでしょうか。もちろん「もう少し夫婦の会話を増やしたい」と提案して相手が同意してくれれば協力して努力できるのですが。

 長年に渡って夫婦の会話がないという場合には、「家庭内離婚」「同じ屋根の下の他人」というような冷たい関係と言えそうです。関係修復の努力ができればいいのですが、それがもうできないような状況では、あきらめて生活の他の部分を愉しむようにするか、離婚を考えるしかないでしょう。


2.話題が合わない
 「話題が合わない」と悩む人がいます。相手の話すことに興味がない/つまらない/くだらないなどと思う場合、自分が話をしたいことに相手がのってくれない場合などがあります。

 相手の立場になって考え、思いやりがあれば、互いに相手の話をよく聞いてあげることもできるはずなのですが。やはり会話の努力も必要なのではないでしょうか。


3.話を聞いてくれない
 「話を聞いてくれない」と悩む人がいます。「話を聞かない男」については以前に書きました。

 相手の話をよく聞くというのはその能力と愛情がないとなかなかできることではありません。そういうことを知るためにも、自分が聞き上手になる努力をしてみるのもいいのではないでしょうか。実は相手も話を聞いてほしいのかもしれません。


4.相手のを聞きたくない
 「相手の話を聞きたくない」と悩む人がいます。相手がしゃべる愚痴/人の悪口/うわさ話などを聞きたくないという場合、自分に興味がない話を聞きたくないという場合、説教や小言を聞きたくないという場合、「疲れた」などの相手の口グセを聞きたくないという場合などがあります。

 愚痴でも悪口でも説教でも、それが相手のストレス発散になると考えてよく聞いてあげる気もちになれればいいのですが。そういう時には心の中で一つ一つの言葉に「ハオハオ」と言いながら聞くと意外にラクに聞くことができます。

 イヤなことは「やめてほしい」と相手にお願いしてみれば少しは効果があるかもしれません。
 直りそうもない場合には、相手の悪いクセだからと(ハオハオと)聞き流すことができればいいのですが。
 (「聞き上手になりたい」)


夫婦の会話と関係について

 夫婦の会話の問題には価値観の違いということも大きいような気がします。会話の重要性をあまり認識していない人も(特に男性の中には)多いように思います。
 会話には情報・メッセージの交換以外のコミュニケーションがあります。意思や気もちや思いやりや愛情を伝え合う・確認し合うというようなことです。また、それがやすらぎや安心感や癒しにつながるということです。
 そういうことを理解していない・大切にしていない人もけっこういると思います。それを大切に思う人にとってはつらいことだと思います。(大切にし過ぎるのも問題かもしれません)

 会話の質と量が関係に現れるのか、関係が会話の質と量に現れるのか。これはニワトリとタマゴの関係のようです。
 人間関係を変えるには、相手を変えるより自分を変えたほうがいいと思います。相手に対する見方を変えるだけでも関係は変わると思います。相手に対して思いやりをもって見て、相手の多少の悪い所は(ハオハオと)受け入れ、相手のいい所も(好!好!と)ちゃんと見て心にとめておくことができればいいと思います。さらに、相手を幸せにすることを考え・実践できるようになれば、きっと関係は変わると思います。会話の質と量も向上すると思います。
 それでもダメなら、パートナーを変えたほうがいいのかもしれません。


   

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