悩みのヒント 現実の対策(会話上手になるために)

 会話が苦手で悩む人の現実の対策は、会話がうまくできるように努力することです。
 そのためにはまず、はっきりした目標をもつことだと思います。「人と会話がある程度できるようになろう」「もっと会話がラクにできるようになろう」「会話がうまくできるように努力しよう」などです。今の自分にあった目標を設定することも大事です。
 中途半端な気もちでただ会話に参加しても、思うようにいかずにすぐに落ち込んでしまうことが多いのではないでしょうか。
 会話上手になるためにはそれなりの努力が必要だし、それなりの時間もかかる(それまでは多少の我慢も必要)ということを覚悟したほうがいいと思います。
 もう1つ「自分を育てる」という人生目標をもったほうがいいと思います。その中の1つとして、「会話ができるようになる」という目標があるということです。「自分を育てる」ということは「幸せになる能力を向上させる」ということです。つまり、「幸せになるために」という目的を忘れなければ、努力もできるのではないかと思うのです。
 会話上手になる努力には、大きく分けて工夫・勉強と実践があると思います。

(1)工夫・勉強
 ただ何も考えずに、もしくは「うまく会話ができるように頑張ろう」とだけ考えて、会話に参加しても、進歩はしないし、前と同じことの繰り返しになると思います。
 それなりの工夫や勉強をしたほうがいいのです。たとえば、
話題の考え方を工夫する
・自分の得意パターンを1つ1つ増やしていく
会話の展開を考える
・聞き上手を目指す。相づちなどのリアクションを身につける
・会話をしたい相手が興味のあることについての情報・知識を得る
・流行を知る
・一般的な知識を養う
・自分の考えを人にわかりやすく伝える練習として、文章を書く
・人と会話する前に、話題を考えておいたり、メンタルリハーサルをしてみる
 もっといろいろあると思います。自分なりに工夫してみることが大事だと思います。

(2)実践
 「苦手だから」「うまくできないから」「イヤな気もちになるから」などと会話をしなければ、いつまでたっても会話ができるようにはなりません。たとえ会話のための勉強をいっぱいしても実践しなければ上達はしません。
 また、すぐにうまくなることはできません。実践しながら工夫を重ねていくことが上達への近道です。それでも、実際には少しずつ進歩するものだと思います。
 まずは、会話に参加することです。そのためにすることは、話したい人に自分から話しかけたり、参加したい人たちの輪の中に入っていくことです。慣れないうちはドキドキして、勇気もいると思いますが、自分を育てるためです。ポイントは迷わずに入っていくことのような気がします。タイミングとかあれこれ考えずに、自分から近寄って行けば「なるようになる」と思います。気のきいた言葉なんていりません。ふつうのあいさつだけでも、目があったらおじぎをするだけでもいいと思います。
 あとは会話に参加するだけです。とりあえずは聞き手に回ればいいでしょう。人が話している最中には、自分が次に何を話そうかと考えるのではなく、相手の話に耳を傾けるようにしたほうがいいのです。話すことが自然に頭に浮かんでそのタイミングがあったら発言すればいいでしょう。
 うまく話そう、多く話そう、人を笑わそうなどと考えないほうがいいと思います。そういうことは、ある程度余裕ができてからでいいでしょう。うまく話そうなどと意識しすぎると、それができないと落ち込んでしまいます。まずは会話に参加することが重要です。相手の話をよく聞くということは、立派に会話に参加しているのです。
 あとは慣れの問題だと思います。会話への慣れ、相手への慣れなどです。慣れてくれば気もちがラクになり、少しは余裕ができて、いろいろ考えられるようになり、発言もできるようになると思います。
 そして実践後に大事なことは、少しでもうまくできたら、少しでも進歩したら喜ぶことです。うまくできないことがあっても落ち込まないことです。あせらずに少しずつできるようになればいいのです。

 会話の努力の前にもう1つ大切なことは、「興味・関心をもつ」ことではないかと思います。話題に興味をもつ、相手に興味をもつ、社会(ふたりの関係/グループ/地域/国/世界)に興味・関心をもつ、人間という生きものとその幸せに興味をもつ、などです。
 どのくらい興味がもてるかが、会話(の努力)にも影響するような気がします。

 ここまで読んでくる中で、「そんな努力が必要なのか?」「そこまで努力をしなくちゃいけないのか?」と思ってしまった人もいるのではないかと思います。
 そこは、「会話ベタでもいいんじゃないの」と考えるか、「会話がうまくできるように努力しよう」と考えるか、それぞれの人の判断です。どちらでもいいと思います。(「会話の価値」も参考になるかもしれません)
 「会話がうまくできるようになりたい」と思うのなら、それなりの努力をしたほうがいいということです。
 ある程度努力して、「このぐらいできればいいんじやないの」と考えてもいいし、「さらに上手になろう」と考えてもいいと思います。努力をする時期と意識しない時期を分けて、努力する時期が何度かあってもいいと思います。


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