元気が出ない
「元気が出ない」時は誰にでもあると思いますが、その状態がひどかったり長く続くような場合には、とても幸せに暮らすことはできません。
「元気は幸せの素」だとも思います。
「元気が出ない」時に、どうしたらいいかを考えてみようと思います。
1.元気が出ない理由
元気が出ない理由はいろいろあります。
落ちこむような事があった、大きな悩みがある、何か不安なことがあるのような精神的な理由。
痛みや熱などの症状がある病気やケガ、夏バテ/寝不足/疲れ/食べすぎ飲みすぎ/偏食/過剰なダイエット/運動不足などによる体調不良のような身体的な理由。
元気が出ない理由が自分でわかっているのなら、その対処をするのは当然のことでしょう。
精神的な理由の場合には、このHPにいろいろ書いてあるような「くよくよしない考え方」や「幸せになる考え方」を心がけるしかないと思います。少しはラクになれる方法は必ずあると思います。
身体的な理由の場合には、基本的な対策は休養と栄養と運動ではないかと思います。もちろん、病気やケガの場合には、医者や薬に頼ることも必要な場合があるでしょう。
また、大きいのは生活習慣だと思います。いい習慣(できれば、幸せになれる習慣)を作ることが肝心です。
健康は人間の最大の幸せの1つだと思います。心身の健康を大切にすることは重要な幸せになる方法です。
理由がわからずに元気を出すのが難しいこともあると思いますが、それなりの努力である程度元気を出だせることも多いと思います。
「元気が出ないから(何かが/何も)できない」などとあきらめずに、元気が出るように努力できるようになることが、自分の幸せ(な生活)につながるのだと思います。
2.心から元気を出すには
元気の泉は心です。心(気もちや考え)のあり方によって大きく左右されます。
「気もちの持ちよう」一つで、元気が出ることもあります。
たとえば、「もうちょっと元気出だしてやろう」と自分にかけ声をかけるだけで、少しは元気が出ることもあります。カラ元気や元気のフリでも、始めてしまえばだんだん本当に元気が出てくることもあります。
気分に大きな影響を与えるのが「音楽」です。
自分が元気になれる歌を鼻歌や心の中のBGMとして流すと、けっこう効果があると思います。好きなアーティストの歌でも、アニメや映画の主題歌でも、クラシック音楽でも、なんでもいいから、自分が元気になれる音楽を見つけておくと、元気が出ない時に役立つことがあるでしょう。
元気が出ない原因が、「考え方」である場合も多いと思います。
何か悪い事があった時や心配事がある時などに、くよくよしてしまう考え方(のクセ)がついでてしまい、暗い気もちになって元気がなくなってしまいます。
考え方のクセを本格的に変えるには努力と時間が必要です。少しずつくよくよしない考え方・幸せになる考え方ができるように心がけていくしかありません。
比較的簡単にできる幸せになる考え方は、「いいことは好!好! 悪いことはハオハオ」です。この考え方を身につければ、くよくよすることは減ると思います。上記のような簡単な方法でも元気が出ることも多くなるでしょう。
さらに、「悪いことはハオハオ」のあとに、希望をもつ考え(ホープホープ)ができれば、なおいいでしょう。
元気が出ない根本的な原因は、「○○したい」という気もちが足りないことだと思います。
夢や目標や生きがいややりたいことがあって、心にその希望が十分にあれば、自ずと心が明るくなり、やる気も元気も湧いてくるのではないでしょうか。
自分の夢や生きがいや本当にやりたいことを見つけることが元気を出すいちばんの方法ではないかと思います。そのためには、それを一生懸命に探し続けることだと思います。それらを探すヒントは、このHPにもいろいろと書いてあります。(夢、生きがい、やりたいこと)
どうしても元気が出ないのは「心が疲れた時」かもしれません。
3.体から元気を出すには
元気の源は体です。体調が悪くてはなかなか元気は出ません。
元気が出ない時には、まず体調を整えることが大切です。そのためには、休養と栄養と運動が基本だと思います。
元気がない時には、栄養のありそうなものを食べて、いつもより少し早めに寝るというのが、まず第一の方法だと思います。
なんとなく元気が出ない、気分が沈みがちな日が続く場合に、私がおすすめするのは「散歩」です。
1日にできれば1時間ぐらい(30分でもいいから)外を歩いてみてください。できれば、ハッピー・ウォーキングで、それが難しいようなら、元気になれるような好きな歌を(心の中ででも)うたいながら歩いてみてください。
それを続けるうちに、少しずつ元気が出てきたという方が実際にいます。
新鮮な空気を吸いながら気分よく歩くことができれば、それだけでも少し元気になれるでしょう。1時間歩けば、食欲も出て、夜もよく眠れるのではないでしょうか。
運動不足の人は、スポーツをしたり、筋力トレーニングを続けることで体調がよくなり、自然に元気になれるでしょう。
体が不健康では、心も不健康になり、元気も出にくくなってしまうものです。
元気を出すためには、体を元気にすることを考えてみたほうがいいと思います。
4.心の休養・栄養・運動
体調の回復には休養・栄養・運動が基本と前項に書きましたが、心の(調子の)回復にも休養・栄養・運動が有効だと思うのです。
心の休養には、やすらぎの時間をもつのがいいでしょう。自分なりのやすらげる場所/やすらげる人/やすらげる音楽/やすらげること(たとえば、入浴)などがあるといいでしょう。
そして大事なのは、悩みや問題から心が解放されることです。
このような時間を意識してもって、心に休養を与えることを考えてみてはどうでしょうか。
幸せを感じることは心の栄養になると思います。
生活の中で愉しめることや幸せを感じられることを大切にすることが重要です。
悩みを抱えていたり心が疲れている時ほど、幸せを感じられる時間と回数をいつもり増やせるように心がけられたら、と思います。
「心が動く」ということがあります。感動したり、ワクワク・ドキドキしたりすることです。そういうことが、心の運動になると思うのです。元気が出でない時には、少しでも心が動くようなことをしてみるといいと思います。
たとえば、感動できる映画を見たり、本を読んだり、芸術を鑑賞したり、自然と親しんだり、・・・。
また、将来の夢や愛する人のことを考えて、少しでもワクワク・ドキドキできたら、それもいいでしょう。
ここに書いたような心がけをしても、どうしても元気が出ずに、生活がつらい状態が長く続くような場合には、うつ病(気分障害)などの精神的な病気の可能性もあります。病院に行って医師に相談してみることも検討したほうがいいと思います。病気の場合には、医者の指示に従って薬や治療を受けるのがいいでしょう。