夢を取るか?現実を取るか?
「夢を取るか? 現実を取るか?」「やりたいことを取るか? 生活の安定を取るか?」という選択に悩む人がいます。
一度、どちらかを選択したあとに、まだ迷ったり、決断を後悔してしまう人もいます。
誰でも、自分の望みと生活の安定のどちらを大切にするか迷うことがあるのではないでしょうか。
「夢・やりたいことか? 現実・安定した生活か?」という問題について、考えてみることにします。
1.どっちでも幸せになれる
「人生の選択」については、すでに書きました。
選択に迷った時には、「あっちもハオハオ、こっちもハオハオ」と考えるように心がけることをおすすめします。
人生の重大事について悩む(よく考える)ことはいいことだと思います。
よく考えた上で、「どちらを選んで幸せになれる」と考え、自分の意思で決断すればいいのだと思います。
よくないのは、決断したあとに、自分の選択を後悔したり、現状を嘆いたりして、今を愉しめない(幸せに暮らそうと努力しない)ことだと思います。
2.現実を取った場合
安定した生活をするために、一つの夢ややりたいことをやらないのも立派な選択だと思います。
一度その決断をしたのなら、その選んだ生活を愉しめるように努力したほうがいいでしょう。その中でできるやりたいこともいろいろはずです。
いちばんよくないのは、やりたいことをやれないことをいつまでも不満に思っていたり、自分の選択を後悔したり、今の生活の問題を嘆いてばかりいて、今を愉しむ努力をしないことです。
後悔しても落ち込むだけです。また、どういう道を選んでも多少の問題があるのは当たり前のことです。
今の生活が幸せでないのは、過去の選択のせいよりも、今努力をしないことのほうが大きいでしょう。
自分の選択を「これでいい」と思えるように、努力することが自分のためです。
一度選択した道でも、途中で変更することは可能です。それを検討することがあってもいいと思います。
でも、大きな決断の時機はそんなに頻繁にあるものではないと思います。
真剣に検討するのは、3ヶ月に1回とか、半年に1回とか、1年に1回ぐらいでいいと思います。その時に決断できなければ、「また次の機会に」と考えればいいのです。その間は、あまり考えない、考えてもラクに考えたほうがいいでしょう。
そのほうが今の生活も愉しめるはずです。
3.夢を取った場合
自分の夢にチャレンジできている人は、幸せなのだと思います。
夢の実現を心に想うことで、希望(幸せの予感)を感じ、イキイキと生きられるのではないでしょうか。そんな自分(の生き方)を好きになれるでしょう。
と言っても、いろいろと大変なこともあるでしょう。
当然、努力が必要だし、困難なこともあるでしょう。でも、それにやりがいを感じることも可能でしょうし、必ずいい経験になるはずです。
将来に不安を感じることもあるでしょう。不安を感じたら、前へ進めばいいのです。「不安は注意信号」のように考えられたら、と思います。あとは、「なるようになる」と割り切ることだと思います。
挫折する(夢をあきらめる)こともあり得ます。また、その判断に悩むこともあるでしょう。一つの基準は、希望がもてなくなり、前進できなくなった時ではないでしょうか。一つの挫折も、人生という長い目で見れば、きっと素晴らしい経験と思えるのではないでしょうか。
夢をもったら、目標達成への過程を楽しむことがいちばん大切だと思います。
夢をもって生きている今を充分に愉しめれば、挫折することがあってもいいのではないでしょうか。私は、そう思っています。それに、自分があきらめない限り、挫折もありませんし。
4.自分の選択の質を高める
人それぞれ、いろんな選択があっていいのだと思います。
自分の選択した生き方・生活を卑下したり否定したりして、よりよく(幸せに)生きる努力をしないのが、いちばんよくないのだと思います。
自分の選択を「よかった」と思えるかどうかは自分しだいです。
そう思えるように生きることが大切なのだと思います。
もちろん、人生の選択の機会と可能性は常にあります。自分の生き方を変えることはできるのです。
生き方の形を変えることも可能ですが、生き方の質(自分の心に感じるもの)を変えることもできます。
自分の選択した生き方の中で、質を高める(幸せになる)努力をすることが大切なのだと思います。