家事・子育てに協力してくれない
「家事や子育てに協力してくれない」という夫への不満を持っている奥様も多いと思います。
家事や育児が「疲れている」「めんどうくさい」などと言い訳する夫はわがままなのかもしれません。共稼ぎの場合には特に。
とりあえずは、「○○してくれない」に書いたようにうまくお願いしてみることだと思います。
それでもぜんぜん協力してくれない場合には、よく話し合う必要があるでしょう。
そこで、問題になるのが価値観の相違です。相手が申し訳ないと思っている場合には話し合いやお願いの効果は期待できますが、「自分はこれでいい」と考えている場合にはいくら言ってもダメでしょう。「男は仕事をしていればいい。家事や育児は女の仕事」と思い込んでいたり、自分のライフスタイルは仕事重視/遊び・趣味重視/友達重視などと考えている場合です。こういう考えは家庭軽視と思われるような行動や態度につながってしまいます。
価値観が違う場合にはどうしたらいいでしょうか?
大きく分けると価値観を合わせるか価値観の相違を認めることです。
価値観を合わせるには、相手を変えるか自分を変えるかです。
(1)相手の価値観を変える
相手を説得して納得してもらればいいのですが、実際には話し合ってもなかなか折り合いはつきません。人はそう簡単には価値観を変えることはありません。ねばり強く説得するしかないかもしれません。説得力を身につけるのもいいでしょう。ただ注意しなければならないのは、話し合いがこじれて関係が悪くなってしまうことです。
(2)自分の価値観を変える
ここで自分の価値観とは、相手(夫)はこうでなければならないという価値観です。つまりは、価値観の相違を認めることです。
(3)価値観の相違を認める
「相手の価値観はハオハオ、自分の価値観は好好、価値観が違ってもいい」と考えられればいいわけです。ここでのハオハオは「認める」というよりも「(このことは)しょうがない」だと思います。それでも、他のいい所を考えれば受け入れたほうがいいということです。
と言っても、100%相手の言い分を認める必要はないと思います。家庭生活の中では互いに多少の妥協は必要です。相手の価値観を尊重した上で、できる範囲で協力してもらえるように交渉してもいいと思います。
相手が価値観を変えない、自分も価値観の相違を受け入れられないとしたら、離婚を考えなければならないのかもしれません。それを避けるためには、いずれかの努力をもっとするしかないでしょう。