帰省が苦痛
お盆や正月などの「帰省が苦痛」という人がいます。
配偶者の実家に行く場合が特にだと思います。
「帰省が苦痛」という悩みについて考えてみることにします。
1.行く前から、あまり苦にしない
帰省する前々から、「イヤだイヤだ」と思って、いろんな心配をして、暗い気もちになってしまう人がいます。
行くと決まっているのなら、覚悟してしまったほうがいいと思います。
帰省の期間は数日間に限られているはずです。その数日間のために、その前の長い時間を苦にしてしまうのはもったいないのではないでしょうか。
帰省中に接しなければならないイヤな人がいたとしても、実際にその人と顔を合わせている時間は、数時間なのではないでしょうか。
気が重い場に出席するとしても、数時間だけなのではないでしょうか。
帰省(中のイヤな時間)は「一時の事」と覚悟を決めて、「その一時だけは多少イヤな思いをしてもしかたがないけど、それ以外の時には帰省中のイヤな事を考えて苦しむのはよそう」と考えることができたら、と思います。
今を大切に、できるだけ幸せに過ごすために、行く前に帰省について考えてイヤな気もちになった時には、「一時の事」「なるようになる」などと考えることができたら、と思います。
2.帰省した時に、できるだけ苦にしない
実際に帰省する時には、多少のイヤなことは覚悟して、なんとかその時間をやり過ごすことができたら、と思います。
まずは、イヤな「一時」をできるだけ限って考えたほうがいいでしょう。イヤな人といっしょにいる時間だけとか、イヤな事をする時間だけとか、その「一時」だけを問題にして、それ以外の時間はイヤな事は考えずにラクに過ごすことができたら、と思います。
その一時については、「これも一時の事」と考え、多少のことは我慢をする覚悟ができたら、と思います。(実際の場では、たとえば「ハオハオとやり過ごす」)
また、「うまく振る舞おう」と力まずに、「それなりに対応すればいい」と少し力を抜いたほうがいいでしょう。たまにしか合わない人には、「何を言われてもいい」「どう思われてもいい」と考えてもかまわないのではないでしょうか。それなりに対応しているのに、悪く取るのは「相手の問題」です。
できれば、帰省全体の中で、いいことや楽しみを見つけることができたら、と思います。
発見や勉強やいい経験になるようなことがあれば、それでもいいでしょう。
イヤな事だけでなく、いいことにも目を向けられたら、と思います。
3.帰ってからは、大いに愉しむ
イヤな帰省から帰ったのなら、イヤな事は早く忘れたほうがいいでしょう。
今年のイヤだった事を思い出したり、もう来年の心配をしたりするのはやめたほうがいいでしょう。
反対に、今年のイヤな事が終わったことを喜んでいいのではないでしょうか。
もし、イヤな事を思い出してしまった時には、「一時の事だった」「終わってよかった」「あんなことを考えるより、今を大切にしよう」などと考えて、頭を切り換えることができたら、と思います。
帰省中に一つでもいいことがあったのなら、そのことを思い出して、「イヤなこともあったけど、いいこともあった」と考えるようにすれば、来年は少しはイヤな気もちが軽くなるのではないでしょうか。
いずれにしても、帰省は1年365日の中の数日です。
「一時の事」として済まして、それ以外の36?日を、より愉しめるように心がけたほうがいいでしょう。
そうすれば、それだけイヤなことは忘れられるし、イヤな事(帰省)をバネに、より幸せに暮らすこともできるのではないでしょうか。
一年の中の一時、多少イヤな思いをするのはしかたがないのではないでしょうか。