話題の考え方
人づきあいの中で、ほとんどの人は会話が途切れて気まずい思いをしてしまうことがあるのではないでしょうか。
ということで、話題を思いつくための方法を考えてみましょう。
まず、会話の中ではどんな話題があるのでしょうか。
1.自分の話題
自己紹介、自分の近況、自分の今の気分や体調、自分の仕事/家庭について、自分が好きなもの(事/人/物)に関すること、自分が興味のあること、自分の経験(よかった事/悪かったこと)、自分が思ったこと/考えたこと/感じたこと、自分の夢や目標や将来について、自分の悩み(恋愛/家庭/人生など)について、・・・。
2.相手の話題
(1.での「自分」を「相手」に置き換えたもの)
3.共通の話題
この前に会った時のこと、いっしょにしている事、過去に共に経験した事、共通する趣味や興味があること、共通の知人について、・・・。
4.一般的な話題
天気・気候、ニュース(時事/スポーツ/芸能)、テレビ番組・映画・本、流行(音楽/ファッション/グルメ)、政治・社会問題・・・。
相手と状況によりますが、まず上の4つのどれかについて考えてみてはどうでしょうか。
順繰りに考えるのもいいと思います。
私的には、4〜1へと考えたいと思います。たとえば、
まず、あいさつに続けて天気・気候。「おはよう。いい天気だね」「こんちは。きょうは寒いねー」とか。
次に、この前に会った時のこと。「この前はどうも」「楽しかったね」「ありがとう」「ごめん」とか。
次に、相手の近況。「元気?」「あれからどうした?」「変わりない?」とか。
次に、自分の近況。「きょう調子悪くて」「最近、こんなことがあってねー」とか。
次に、最近の話題。「あのニュース知ってる?」「あのテレビ(映画)見た?」とか。
次に、共通の知人。「あの人こうだったんだって」「あの人どうしたか知ってる?」とか。
次に、相手の仕事/家庭。「仕事のほうはどう?」「ダンナ(奥さん)/子供は元気?」とか。
次に、自分の仕事/家庭。「仕事でこんなことがあってね」「うちのダンナ(奥さん)/子供にこんなことがあってね」とか。
次に、流行。「今あれが流行ってるんだって?」「誰々の新曲聴いた?」「あの本読んだ?」「あれ食べたことある?」とか。
次に、共通の興味。「この前のあれおもしろかったね」「今度またあれいっしょにしない?」とか。
次に、相手の興味。「あれ好きだったっけ?」「あなたの好きなあれのこういう話知ってる?」「あれについてもうちょっと教えてくれる?」「最近なんかおもしろいことない?」とか。
次に、自分の興味。「これおもしろかったよ」「最近、これがマイブームでね」とか。
次に、政治・社会問題。「小泉さん、最近どう思う?」「相変わらず景気悪いみたいだねー」「イヤな事件が多くてイヤになっちゃうね」とか。
次に、共通の経験。「前にこんなことあったよね」「あれ(あの人)なつかしいね」「昔、こんなの流行らなかった?」とか。
次に、相手の夢や目標や将来。「なんかやりたいことあるの?」「あれ頑張ってる?」「将来のこととか考えてる?」とか。
次に、自分の夢や目標や将来。「実は、こういうことやりたいんだ」「今こういうことやってるんだ」「こうなったらいいなって思ってるんだけど」とか。
次に、社会問題について。「(教育/少子高齢化など)日本はどうなっちゃうのかなー」「(環境問題/戦争・紛争など)地球はどうなるのかな」とか。
次に、共通の問題や計画。「このことは協力して頑張ろうよ」「こういうこといっしょにやらない?」とか。
次に、相手の悩み。「元気ないけど、どうしたの?」「あの問題どうなった?」とか。
次に、自分の悩み。「今こういうことで困ってるんだ」「ちょっと相談にのってもらっていい?」とか。
などと、書いていると簡単に会話が続きそうな気がしないでもありませんが・・・。
最後は、正直に、「話が続かないね」「私はこういうことよくあるんだけど、○○さんはどう?」「こういう時ってどんな話をするんだろうね?」とか、場合によっては「あり」かもしれませんね。
これはあくまでも例で、内容や言い方は人それぞれだと思います。また、話のきっかけですので、そこから話が展開していくことも十分に考えられます。
「一般」「共通」「相手」「自分」を意識して考えてみると、何か話題が思いつきやすいのではないかという提案です。ここに書いたような話のきっかけのパターンを1つ1つ自分のレパートリーに加えていけばよさそうです。(私も試してみます)
また、慣れもあると思います。このような工夫をしながら、ちょっと気合いを入れて努力し続ければ、得意のレパートリーのようなものもでき、会話がふくらむことが多くなるのではないでしょうか。