悩みのヒント 後悔してしまう


 何かをした(言った)あとに、すぐに後悔してしまう人がいます。
 「こんなことをする(言う)んじゃなかった」「こうしたらよかった」「××したらどうしよう」などと考えて、自己嫌悪や罪悪感や自責の念や不安な気もちなどを抱いてつらい思いをしてしまいます。
 また、過去の自分の選択をいつまでも後悔している人もいます。
 「後悔」について考えてみようと思います。

1.後悔を活かすことを考える
 「後悔先に立たず」ということわざもあり、確かにすんでしまってから後悔してもしかたがないこともありますが、後悔を活かせることもあると思います。

 その前に、その後悔の内容が本当かどうかが問題です。
 本当のことならそれを活かせたほうがいいのですが、本当でないのならその必要はないのです。
 自分が後悔しているのに気づいたら、「本当? 絶対?」と自問してみてください。
 それで「絶対に(確かに)本当だ」と思うのなら、後悔を活かす方法を考えましょう。
 そうでなければ、その後悔の考えはストップして、何かいいことを始めましょう。
 後悔をしやすい人の中には、自分のしたことを悪く悪く考えるクセがある人がいます。自分がそういうタイプだと思う人は、「本当? 絶対?」と自分の考えを疑ってみることをおすすめします。

 自分がしたこと・言ったことが良くなかったとわかった場合、あわてたり自分を責めたり落ち込んだりしてもしかたがありません。後悔を活かすためにも、まずは心を落ちつけることが大切です。
 そのためには、受け入れることが大事だと思います。
 自分の間違いを「こういうこともある(ハオハオ)」と受け入れ、「悔いる気もちになるのもしかたがない(ハオハオ)」と自分の感情を受け入れ、「こう考えてしまうのもしかたがない(ハオハオ)」と自分の思考を受け入れることです。
 自分を責めるのではなく、「ヨシヨシ(好好)」となだめてあげたほうがいいのです。
 心が少し落ちついてきたら、後悔を活かすことを考えればいいのです。

 後悔を活かす第一の方法は、自分がしたことのできるだけのフォローをすることです。
 もし、補えることができるのなら補う、取り消せたり元に戻せることはそうする、やり直せることはやり直す、人に迷惑をかけたのなら素直に謝る、・・・今からできることがあるのならそれをやればいいのです。
 人は誰でも間違いをするものです。間違ったあとにどう対処するかが大きいと思います。私は、誠実に対処するのがいいと思っています。

 後悔を活かす第二の方法は、反省をして今後に役立てることです。

2.後悔でなく反省を
 自分がしたことを省みて考えてみる(反省する)のはいいことだと思います。
 でも、過ぎた事を思い出して悔やんでいるだけなら、後悔と同じになってしまいます。
 反省をする目的は、今後に役立てることだと思います。

 「今回はこうして悪かった」のなら、「次はこうしよう」という対策が見つかったのなら、それでいいと思います。
 その事から何か学べることがあったのなら、それでいいと思います。
 その事を「いい経験」と考えられるのなら、それで十分だと思います。

 一度ちゃんと反省をしたのなら、そのあとにその事をつい思い出してしまっても、「今度はこうしよう」「いい経験だった」のように考えることで、後悔しなくてすむのではないでしょうか。
 何度も自分を責めてもしかたがないのです。

 と言っても、反省したからといってすぐに思ったようにできるとは限りません。何度でも反省をして、いろんな工夫をしながら、自分をいい方向に少しずつ変えていくことができれば、と思います。
 「後悔して自分を責めるのではなく、反省をして自分を育てよう」と考えられることが大切なのだと思います。
 自分が人間として少しでも成長できる経験ができたと考えることができれば、後悔するような事も人生の中ではいい経験なのです。

 「仕事上のミス・失敗」も参考になさってください。

3.後悔するクセ?
 後悔しやすい人の中には、後悔する(考え方の)クセがある人が多いような気がします。
 ちょっとでも気になることやうまくいかないことがあると、悪いほうに考えて後悔してしまうのではないでしょうか。

 「自分には後悔するクセがあるんじゃないか」と思う人は、「私には後悔するクセがある」とはっきりと自覚することです。
 そうすると、つい後悔する考えをしてしまった時に、「あ、またこのクセだ」と気づきやすくなります。自分の悪いクセに気づいたら、その時にやめればいいのです。「後悔するのはやめよう」と考え、さらに、それをきっかけに、「何かいいことを始めよう」と考えればいいのです。

 それでもすまない場合には、上記(1.2.)のように、まずは「本当? 絶対?」と自分の考えを疑ってみてから、「本当」なら後悔を活かせるように考えることができたら、と思います。

 世の中には、自分の過ちに気づかない人もたくさんいます。知らないうちに、人にイヤな思いをさせたり、迷惑をかけたり、傷つけたりしている人が多いのです。
 後悔しやすい人は、そういうことは少ないはずです。たぶんまわりの人は何とも思っていない場合が多いと思います。

 つい後悔してしまっても、自分を責めるのはやめましょう。
 それだけで十分だと思います。

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