悩みのヒント グループづきあいに悩む


 人づきあいの中ではグループができることが多いと思います。
 グループで仲よくつきあえるのはいいことですが、時や事によってはつきあいたくない、ことわりたい場合もあると思います。
 でも、なかなかことわりずらい、ことわったら今後のつきあいに悪い影響があるのではないかと悩んでしまうこともあります。
 「グループづきあい」について考えてみようと思います。

1.自分はどうしたいか
 人づきあいに対する考え方は人それぞれでいいと思います。
 人によってどのぐらいのつきあい(どのくらいの頻度で、どのくらいの時間、どのような事をするかなど)を望むかは違うはずです。
 ある程度は人やグループに自分を合わせることも必要でしょうが、これ以上は合わせてつきあいたくない、というのはあって当然だと思います。

 ただし、自分が望むつきあいをしたいと思っても、相手がいることですので、思い通りにはいかないこともあります。そのために、そのグループの中でうまくつきあえなくなってしまうかもしれません。でも、それを怖れて、ムリをしてまでつきあいを続けるのもつらいことだと思います。

 少しでも自分が望むつきあいができるように努力してみるのはいいことだと思います。案外、なんとかなることもあると思います。
 「努力してもダメなら、その時はその時」と覚悟して、「自分はどうしたいか」という気もちを大切にするために、ちょっと変わる勇気をもってみてはどうでしょうか。

2.誘いをことわる
 グループづきあいよりも自分の気もちを大切にしたい場合には、誘いをことわることになります。
 でも、ことわるのが難しいと感じる人は多いと思います。

 一つめの難しさは、ことわるかことわらないかの判断です。
 それは、その時その時の自分の気もちで判断すればいいのだと思いますが、「ことわりたければ、ことわってもいい」という方針ははっきりしておいたほうがいいでしょう。でないと、なかなかことわれないのではないでしょうか。
 その場での判断が難しいと思う人は、自分なりの基準をもってもいいと思います。たとえば、この曜日は、この時間帯は、この内容の時には、週に何回以上は、ことわってもいいというような基準です。
 また、すごく迷った時には、ちょっと力を抜いて「どっちでもいいんじゃないか」(「○○もよし、□□もよし」)と考えてしまってもいいと思います。

 二つめの難しさは、ことわり方です。
 ことわり方については、「人づきあいをことわれない」の中にも書いてありますが、「きょうは(その日は)ちょっと」「やりたいことがあるので」など、理由をはっきりさせなくてもすむ場合も多いと思います。
 相手によっては、正直に「自分/ひとりの時間を大切にしたい」などと言ってもいいのではないかと思います(相手がどう思うかはわかりませんが)。
 ヘタなウソはつかないほうがいいと思います。
 もう一つ大切なことは、「誘ってくれてありがとう」「今回はことわってごめんなさい」という気もちを忘れないことだと思います。その気もちが相手への言葉遣いなどに表れると思います。

 三つめの難しさは、自分の中の恐怖心です。
 ことわったら、何を言われるかわからない、もう誘ってもらえないかもしれない、仲間はずれにされるかもしれないのような怖れを抱いてしまうかもしれません。子供の母親グループの場合には、子供の友達づきあいに悪影響があるのではないかと心配してしまうこともあるでしょう。
 そこは、予め覚悟しておかなくてはなりません。
 自分(の気もちや時間など)を大切にするためには、「そういうリスクもある」「その時はその時」と覚悟したほうがいいでしょう。(「その時=相手の対応に対して」については次回に書きます)

 四つめの難しさは、自分の中の罪悪感です。
 「罪悪感」というのは大げさかもしれませんが、「相手にすまない」「自分のわがままかも」のような思いが多少残るのはしかたがないと思います(まじめな人の場合には、特に)。
 でも、誘いをことわることは決して罪ではありません。
 また、「自分を大切にする」ことはいいことです。
 一度決めたら、自分の選択を「これでいい」と思うようにすることです。そのためには、ことわってできた時間をやりたいことに使って十分に愉しむことで「ことわって良かった」と思えるようにできたら、と思います。

3.相手の反応に対して
 グループのつきあいをことわった場合に、相手の反応が気になります。
 意外に、何も変わりはないかもしれません。それなら、問題ありません。

 「つきあいが悪い」などと言われるかもしれません。そのぐらいなら気にしない(受け流す)ようにできたらと思います。人にことわられると気分を害して、ついそのようなことを言ってしまう人もけっこういます。
 直接言われていないのに、そう思われているのではないかと心配してしまう人もいると思いますが、人が考えることはわかりませんので、勝手な想像をしてイヤな気もちになるのはやめ(気づいてストップし)ましょう。

 自分がことわりたい時にことわっても、大して問題なくつきあえるのなら、そのつきあいを大切にしたほうがいいと思います。そのためには、まず、自分の心の中の気まずさを悪い方向に出さないことだと思います。
 ことわったあとに、若干気まずさがあってもしかたがないと思います。
 そのために、その後のつきあいの中で、人に気を遣いすぎてしまったり、人の思惑を考えすぎてしまったり、関係の悪化を怖れてしまったりして、つきあいを愉しめなくなってしまうのはよくないと思います。それが、つきあいがイヤになったり関係悪化の原因になってしまうのではないでしょうか。
 もし気まずさが残っているのなら、その気もちをバネに、つきあう時にはちょっと積極的に参加したり、より愉しもうと心がけたほうがいいと思います。何かグループの役に立つようなことができたら、なおいいでしょう。
 このような心がけをすることで、「(ことわる時にはことわるけど)マイペースな人(だけど、いい人/悪い人じゃない)」のようなイメージを仲間にもってもらえたら、いいのですが。(そういう人っていませんか?)

 グループのつきあいをことわったあと、誘いがこなくなることもありえます。
 それは覚悟の上でことわったのですから、しかたがありません。少し寂しい気もちはするでしょうが耐えなくてはなりません。
 その分、できた自由な時間を愉しむことを考えたほうがいいでしょう。

 仲間はずれにされるかもしれません。
 それは相手に問題があるのだと、私は思います。
 つらいことだとは思いますが、まずは現実を受け入れ、「ひとりでもいい」と考えるか、和解できるように努力してみるか、他の友達を見つけるようにするか、今後について考えることができたらと思います。

4.自分の心を大切に
 グループの仲間意識が悪い方向に働いてしまうことがあります。
 「いつもいっしょ」で仲がよいのはいいのですが、「いつもいっしょでなければいけない」のようになってしまうと大変だと思います。

 人づきあいに対する考え方は人によって異なります。親密な関係を望む人もいれば、あっさりした関係を望む人もいます。
 また、人それぞれに大切にしたいものがあると思います。自分にとって大切なものをそのつきあいよりも優先することはあっていいのです。
 本来なら、互いに個を尊重し合い、自由な(いつでも「来る者は拒まず、去る者は追わず」のような)関係を保ちつつ、その時々のつきあいを愉しめればいいのですが。

 考え方が違う人に合わせていくことも、多少の我慢も、ある程度は必要だと思いますが、無理をしてつきあうのは大変です。人づきあいを愉しめなくなってしまいます。
 自分の心(気もち/望み/考え)を大切にして、グループから距離を置くようにすることがあっていいと思います。

 ほとんどのつきあいは、時がたてば解消するものです。
 一つのつきあいにこだわりすぎないほうがいいと思います。
 また、世の中には自分に考えが合う人(考えが近い人)もきっといると思います。
 自分の心を大切にして、人づきあいを選んでいけばいいのではないでしょうか。

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