悩みのヒント 返事が来ない


 自分がメールや手紙を出したのに、相手から返事が来ないことが気になってしまって、寂しい思いや悲しい思いをしてしまうことがある人は多いのではないでしょうか。
 返事をくれない相手に腹を立ててしまう人もいます。
 相手を怒らせてしまったのではないか? 迷惑がられているのではないか? 嫌われいてるのではないか? などと考えてしまう人もいます。
 中には、相手の返事がちょっと遅いと、イライラしてしまうという人もいます。
 「返事が来ない」とイヤな気もちになってしまった時の考え方と、なかなか返事をくれない相手との今後のつきあい方について考えてみることにします。

1.気にしなければいいのに
 人に相談したら、「返事がこなくたって、気にしなければいい」と言われることが多いでしょう。自分でも、気にしなければいいとわかっている人も多いと思います。
 でも、気になって、ついあれこれ考えてイヤな思いをしてしまうのでしょう。

 ある程度気になってしまうのはしかたがないと思います。
 「気になっても、苦にしない」ことができたらいいのです。
 気になることがあっても、苦しまないような考え方を心がけられたら、と思います。
 そのためには、「なぜ、気になってしまうのか?」という自分のことと、「なぜ、返事をくれないのか?」という相手のことを考えてみることが大切ではないかと思います。

2.なぜ、そんなに気になってしまうのか?
 相手から返事が来ないと、なぜそんなに気になってしまうのでしょうか?

 返事への期待が強すぎるのかもしれません。
 「こういうこともある(ハオハオ)」と考えられると、少しは気もちが落ちつくのではないでしょうか。
 「返事がきたらいいな」ぐらいに考えていれば、返事がこなくても(ハオハオ)まぁいいか、返事がきたら(好!好!)うれしいと思いやすいでしょう。

 人に求めすぎるのかもしれません。
 「人はこうでなくてはならない(必ずすぐに返事をしなくてはならない)」という思いが強いのではないでしょうか。
 「こういう人もいる(ハオハオ)」「こんな人もためにイヤな気もちになるのは損だ」などと考えれば、相手に対する怒りも少しは鎮まるでしょう。
 「何か事情がある(忙しい/落ちこんでいる/・・・)のかもしれない」と思いやりをもって考えられれば、ちょっとやさしい気もちになれるのではないでしょうか。

 人の思惑を気にしすぎるのかもしれません。
 「相手を怒らせてしまったのではないか?」「迷惑がられているのではないか?」「嫌われいてるのではないか?」などと考えてしまいます。
 「人の心はわからない」のです。わからないことを、勝手に悪い想像をして、ひとりでつらい思いをしてしまうのはバカらしいのではないでしょうか。
 そういう時には、「本当? 絶対?」と、自分の考えを疑ってみたほうがいいと思います。そして、確かでないことは「わからないのだから、そんなことを考えるのはよそう」と、悪い想像をストップできたら、と思います。

 少しでも自分の心がラクになれる考え方を心がけ、「気になっても、苦にしない」ことができたら、と思います。

3.なぜ、返事をくれないのか?
 相手が返事をくれない理由として考えられるのは、次のようなものでしょう。
・(メールや手紙の)文面が答えにくい/答えたくない内容。
・文面から返事の必要性が感じられなかった。
・メールや手紙を書くのが苦手な人。
 (相手にどう思われるか考えすぎてしまい、悩ましくなるとつい出せなくなる人など)
・自分からはメールや手紙をめったに出さない人。
 (そういう主義や考え方の人、ムダ遣いはしない/ケチな人など)
・相手が自分に対して、よい感情をもっていない場合。
・なんらかの理由で読んでいないのかもしれない。
 (届かなかった/誤ってゴミ箱に入れてしまった/パソコンや携帯が壊れた/・・・)

 他にも「いろんな理由があり得る」のです。相手には、自分にはわからない理由や事情があるのです。
 それに、返事を出すか出さないかは「相手の問題」です。また、「いろんな人がいる」のです。
 相手の問題で返事が来ないからと言って、それに心を振り回されないことが大事です。「人は人、自分は自分」と考えられたら、と思います。

4.返事が来ない場合に、どう対応するか
 返事が来ない場合の対応には、次のようなものが考えられます。
・「ご返事をいただけますでしょうか?」のような文章を含むメールや手紙を再度こちらから出す。
・文面に問題のある部分があったと思われる場合には、「すみませんでした」というメールや手紙を出す。(わかりにくい所/失礼な所/不用意な言葉など)
・相手に直接返事をくれない理由を聞いてみる。
・そのままでも済むことなら、そのまま放っておく。

 その時々で、自分の対応を決めればいいと思います。
 「そのまま放っておく」と決めた場合には、そのことはそれ以上考えないように心がけましょう。

 返事をもらいやすい文面の書き方もあると思います。これについては、後日に書くことにします。

5.なかなか返事をくれない相手とのつきあい方
 なかなか返事をくれない人もいます。そういう人を変えることは難しいでしょう。
 「そういう人」とわかった上で、どうつきあっていくかを決めればいいのです。
 つきあいをやめる、それなりにつきあう、親しくつきあうの3つの中から選択すればいいのではないでしょうか。

 つきあうのをやめても問題ないのならば、それも一つの選択です。
 そういう人にメールや手紙をださなければ、「返事が来ない」とイヤな思いをしなくてすむわけですから。

 通常は、それなりにつきあうことができればいいのではないでしょうか。こちらから親しくしようとしなくてもいいわけです。
 必要な時だけそれなりにつきあえばいいのです。メールや手紙も必要な時にだけ出せばいいので、イヤな思いをすることも少なくてすむでしょう。

 自分にとってイヤな所が一つや二つあっても、それをわかった上で、親しくつきあうこともできます。
 口の悪い人とか、人の悪口やうわさ話が好きな人とか、待ち合わせによく遅れてくる人とかは、どこにもいるものです。
 そういう人でもいい所はあるはずです。そこさえ気にしなければ、いいつきあいができることも十分にあり得ます。
 相手の欠点も受け入れた上で親しくつきあえるのが、ほんとうの親しいつきあいではないでしょうか。

 なかなか返事をくれない人も、「こういう人」とわかった上でつきあえば、苦にしないですむようになれると思います。

6.返事をもらいやすい文面の書き方
 「返事が来ない」とイヤな思いをしたのなら、どうしたら返事をもらいやすくなるだろうか?と考えてみるのもいいのではないでしょうか。(返事が来ない。ハオハオ、どうしたい?(ホープホープ)返事がもらえたらいいな。では、どうしたら?(ハウハウ)です)

 実際には、相手がどういう人か、また、現在の自分と相手との関係によって、文面は相当に違うと思いますので、その時々によく考えて書かなくてはならないのでしょうが、その際のヒントをいくつか挙げてみようと思います。

 基本的には、相手が返事を書く気もちになる(できれば、書きたい気もちになる/少なくとも、返事を書きたくない気もちにならない)文面を心がけることだと思います。

 そのためには、相手が読んでいい気もちになれるようなことを書き、イヤな気もちになるようなことは書かないように気をつけることが大切です。
 いい気もちになれるようなことには、感謝の気もちや、おほめの言葉、励ましの言葉、謝罪の気もち、共有の楽しい経験の話、今後の楽しい提案、やさしい言葉などがあります。
 イヤな気もちになるようなことは、失礼な言葉、無神経な言葉、相手を責める言葉、自己中心的な内容、相手にとっては難題、相手が触れられたくないことなどがあります。

 こちらの問いに対する返答がほしい場合には、はじめのほうにわかりやすい質問をしたほうがいいと思います。
 はじめに質問があれば、返事がほしいことがすぐにわかります。
 長い文章のあとのほうに質問があると、何が目的なのかまだわからないので文章も読みずらいでしょう。途中に質問があるのも同様です。
 はじめに、「○○○か?」のような明確な質問を書き、空白行をおくのがよさそうです。
 それから説明なりをして、もう一度質問を繰り返してもいいでしょう。

 これから関係をよくしていきたいためのメールや手紙の場合には、短いもの、簡単な内容、気ラクなものなどから始めて、徐々にやっていったほうがいいでしょう。
 いきなりすごく長いものや、難しいことや、気もちが入りすぎているものは、ちょっと引いてしまう人も多いでしょう。

 メールの場合には、件名(サブジェクト)はわかりやすくしたほうがいいでしょう。内容がわかりやすい、差出人がわかりやすいなどです。でないと、メールを開けないでゴミ箱に入れられてしまうこともあります。たとえば、わかりにくい英語のものや、広告と思われるようなものや、空白(無題)などです。

 書いたものを出す前に、ちゃんと読み直すことをおすすめします。できれば、これを読んで相手はどういう気もちになるかを考えられたら、と思います。ただし、相手が悪く受け取りそうなところに気づいても、あまり神経質にならないほうがいいと思います。これならたぶん大丈夫だろうと思えるぐらいに直せれば、いいと思います。そういう配慮をちゃんとしている人はたいてい大丈夫だと思います。それを誤解するのは、相手の問題だと思います。

 いろいろ考えて出しても返事をするかしないかは相手によりますので、返事が来ない場合には「苦にしない」ようにできたら、と思います。

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