自分の生き方に疑問/やってきたことに疑問
自分の今の生き方/今までやってきたこと/頑張ってきたことに、疑問を感じてしまう人がいます。「なんのためにやっているのかがわからなくなった」「このままでいいのか?」などと思ってしまいます。
さらに、自分のやってきたことが「無意味に思えてきた」「イヤになった」という人もいます。
「自分の生き方・やってきたことに疑問」を感じた時について考えてみることにします。
1.一時的なもの?
自分の生き方・やってきたことに疑問を感じたり、イヤになったりしたのは、一時的なことかもしれません。
何か悪い結果が出た直後や、誰かとトラブルがあった直後に、ふと(急に)思ってしまったことではないでしょうか?
それは悪い感情やイヤな気分に流されて考えてしまったのだと思います。
一時的な感情に流された、一時的な否定的な考えを、そのまま信じないほうがいいでしょう。
一時的なもののために、長い間の努力を無意味にしてしまうのは、もったいないのではないでしょうか。
大きな決断は、悪い感情がおさまるまで待ってからしたほうがいいでしょう。
悪い事があって、まだ悪い感情が残っているうちは、「今、(大きな)決断をするのはよそう」と考えることが、まず大事だと思います。
2.3つの選択肢
この場合、3つの選択肢が考えられます。
自分の生き方・やることを「道」と考えることにします。
一つめの選択肢は、「今の道を行く」。
二つめの選択肢は、「今の道を行くのをやめて、次の道を行く」。
三つめの選択肢は、「今の道を行くのをやめて、次の道を探す」。
「今の道を行く」を選択すれば、問題はそれほどないでしょう。
今までの努力も無駄にはなりません。
また、今の道を行きながら、他にもっといい道が見つかったら、その道に進むという選択も残されています。まだ、次の道が見つかっていないのなら、今の道を捨てる必要はないのではないでしょうか。
「今の道を行くのをやめて、次の道を行く」のもいいでしょう。
もちろん、次の道が見つかっていなければ選択できません。
また、次の道を歩き始めてからでも、「違う」と思ったら、元の道に戻れる場合もあるでしょう。たとえ、新しい道を断念しても「いい経験」と考えられるかもしれません。
「今の道を行くのをやめて、次の道を探す」選択も考えられます。
今の道があきらかに自分に合っていないのなら、しかたがないでしょう。
次の道は一所懸命に探し続ければ、きっといつか見つかるのではないでしょうか。
どれを選択するかは自分しだいです。
3.選択の考え方
三つの選択肢のどれを選んでもいい、と考えるようにしたほうがいいでしょう。
迷った時には、「○○もよし、□□もよし」(「あっちもハオハオ、こっちもハオハオ」)という考え方をおすすめしたいと思います。
一つめの選択肢「今の道を行く」を選ぶためには。
今の道は「そんなに悪いことはない」「それなりにいい」のだと思います。
「このままでもいい」というのは立派な選択だと思います。
また、今の道をやめてもいいという覚悟があるのなら、今できることがまだあるかもしれません。そのことについては、「やめるか?」を参考にしてください。
二つめの選択肢「今の道をやめて、次の道を行く」を選ぶためには。
「決断するための考え方」をすることで、決断ができるかもしれません。
また、「始めるか?」も参考になさってください。
三つめの選択肢「今の道をやめて、次の道を探す」を選ぶためには。
次の道を探す(時間的・経済的)余裕があるのなら、この選択でもいいと思います。特に、今のままではすごくつらい場合には、自分の心や身体を守るために、やめたほうがいいこともあります。
次の道を探すことはいいことだと思います。それとともに、自分の生き方や大切なものについて考え直すこともできるのではないでしょうか。
よく考えた上で、自分で決めれば、それでいいのだと思います。
それに、「選択がすべてではない」と思います。どの選択肢を選んでも、今後の自分しだいで幸せになれるのだと思います。
4.第四の選択
実際には、「第四の選択」をしてしまう人もいます。
「第四の選択」とは、「何もしない」ことです。
ただ迷っているだけ、つらさを嘆くだけ、現状の不平不満を思うだけ、誰かのせいにするだけ、自分を責めるだけ、・・・。
そして、立ち止まったまま、今の道を進まない、次の道へも進まない、次の道も探さない。
気がつかないうちに、「(ふつうは)第三の選択」をしないように考え、自分なりの選択ができたら、と思います。
自分の生き方に疑問をもつことはあるでしょう。「平凡な生活/生き方」に疑問をもつ人もいます。
「人生の選択」と言えるような時には、迷うこともあるでしょう。
自分の幸せ・生き方についてよく考えることはいいことだと思います。
よく考え、自分で決め、それを信じて進めばいいのだと思います。
失敗したって、うまくいかなくたって、自分が選んだ道ならいいのではないでしょうか。結果よりも過程の幸せを大切にすれば、幸せに暮らすことはできると思うのです。